マラソンで血尿?でも焦らなくて大丈夫

フルマラソンやそれ以上の距離を走るウルトラマラソンやウルトラトレイルでは血尿を経験することがあります。

ランニング後に血尿になって驚くかもしれませんが、その原因と対策をきちんと把握しておけば問題ありません。

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ランニング時の血尿はミオグロビン尿のこと

血尿と聞くと腎臓疾患で身体的にかなり危ないイメージがありますが、ランニング時の血尿は少し違います。

血尿といっても、真っ赤な血がそのまま出るわけではなく、尿の色がいつもより濃く、やや赤褐色に近い状態になります。

一般的には血尿の方が名前が通りますが、医学的にはミオグロビン尿と呼びます。

ミオグロビン尿とは、筋肉中にあるミオグロビンを大量に含んだ赤褐色尿のことである。

ミオグロビンは、筋肉中にある鉄分を含んだ蛋白質の一種で、筋組織に酸素を貯蔵するとともに筋細胞の中で酸素を運搬する働きがある。

ミオグロビン尿は、何らかの原因で、筋組織にあるミオグロビンが血中に大量流出し、腎臓で処理しきれなかったミオグロビンが尿とともに排出されたものである。また、ミオグロビンは赤い色素を持っているため、ミオグロビンを大量に含んだ尿は赤褐色になる。

 

ミオグロビン尿の原因

ほとんどの筋肉が属す骨格筋の細胞が融解または壊死することによって、ミオグロビンが血中に大量流出し、ミオグロビン尿が排出される。

その原因は、激しい運動や筋肉の損傷を伴うやけどなどの外傷、高熱の持続を伴う疾患やアルコールの過剰摂取、薬の副作用など様々で、症状は、筋肉痛や脱力感が主である。

つまり、マラソンやトレイルランでは激しく太腿などの筋肉を損傷して破壊するため、そのミオグロビンが大量に流出して血尿になると考えられます。

特にアップダウンが激しく下りでスピードが出るコース、ウルトラマラソンなどの超長距離レースでは血尿になる可能性が高くなります。

 

ミオグロビン尿の対策

根本的にミオグロビン尿を防ぐ対策自体は存在しないといえるでしょう。

もちろん、筋肉を鍛えることによって損傷しにくくなり、ミオグロビンが溶け出さないようにする対策はあります。

しかし、当然筋肉を鍛えると、マラソンで走るペースも速くなるでしょうから、結局は同じようなダメージを筋肉に与えることになります。

なので、フルマラソンやウルトラマラソンに出るときには、血尿が出る可能性があると、理解しておくことが大切です。

この予備知識がないとレース中のトイレで「自分は死ぬんじゃないか」と勘違いするかもしれません。そうなるとレースどころではありません。

 

ミオグロビン尿は回復する

血尿になってしまう理由を理解すれば、あくまで一時的な事象であることが理解できます。

レースの翌日、翌々日あたりには尿の色も自然に元に戻っているでしょう。

もし、一週間後でも血尿が続くようであれば、別の病気の可能性もあるので病院で専門医に診てもらいましょう。

 

まとめ

フルマラソンやウルトラマラソンでは筋肉が損傷するので、そのときにミオグロビンが溶け出して尿に混ざります。その結果、尿が赤褐色になる血尿として現れるのです。

わたしも野辺山100kmウルトラマラソンではレース中から血尿になりましたが、この理屈を知っていたので「ああ、だいぶ筋肉を損傷しているんだな」と思った程度で驚くこともありませんでした。

2日後にはすっかり尿の色も元に戻っているので、一過性の事象だと言えるでしょう。

レース中やレース後に血尿になっても焦らずに対応しましょう。

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