ベアフットラン用ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018レビュー

ランニンググッズ

Born to Run から始まったベアフット(裸足)ランブームですが、「ブーム」と呼ぶだけあって、一時よりはキーワードを聞かなくなりました。ブームが去ったのではなく一般用語として定着したのかもしれません。

人類はなぜ今の肉体に進化したのか、それは長い時間走り続けることでターゲットとなる動物を狩猟することができるようになるため。人類はかつて土の上を裸足で長時間走って獲物を追い詰めた。今でもその名残を残している人種に会うことからその物語は始まる。

そして、現代人の足はすっかり退化してしまったが、裸足に近い感覚で走ることによって、かつての人類に戻れるはずである。さあ、裸足で走ろう。という感じでした。

ベアフットランと言いつつ、アスファルトやコンクリートで固められた地面を裸足で歩くのは衝撃が大きすぎて危険である。理想は砂浜や芝生の上で足の裏で地面の感覚を掴みながら走ることだが、実際には難しいので靴を履くことになる。

書籍ではVibram five fingersという日本人的には足袋に近い5本指シューズが紹介されていたのですがVibramはソールが極端に薄い。ビーチサンダルより薄い。もう直に地面に触れている感覚を本当に得られるくらい。見た目も独特なこともあって敬遠している人もいました。

一方、見た目は普通のシューズでありながら、履いて走ったときの感覚はベアフットランであるという触れ込みで登場したのがナイキフリー(NIKE FREE)でした。

その最新版がナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018です。今回、久しぶりにベアフットランシューズを購入したので、そのレビューをやります。

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ナイキフリー(NIKE FREE)でベアフットランを目指す理由

ベアフットランはブームに乗ってVibram Five Fingersを買って経験済み。Five Fingersは5本指ソックスを履いているようなフィット感と軽さで、慣れてくるとスピードを出すことができるシューズでした。

このとき、着地はミドルフットからフォアフット気味でした。が、練習を重ねていくうちに右足のアキレス腱に痛みを感じるように。ゆっくり走っていれば大きな痛みはないものの、5分/kmを切るペースだと走り終わったときにアキレス腱が痛くなったのでVibramを使うのを辞めてしまったのです。

ただ、今思うとベアフットラン用の足ができていない状態で速いペースで走ったことが原因だったのではないかと。

それでもベアフットランに改めて挑戦しようと思ったのは理由があります。

・ウルトラマラソンでもフルマラソンでも満足の行く結果が出せていない
・昨年怪我した左膝(変形性膝関節症)が完治しておらず怪我の根本原因を除去できていない
・100マイルトレイルランナーの友人トレーニング方法がベアフットランだった

という3点。

実際に結果を出している人が身近にいて、自分自身の怪我がフォームにあるのではないかと疑っているだけでも試して見る価値が十分にあると判断したのです。

その友人を含めた色んな人の練習方法はこちら。

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ベアフットランに再挑戦するときにVibramは怖いけれど、ナイキフリーであれば普通の靴と似た感覚で履けるだろうと思って試着して購入することに。

見た目の特長

ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018で外見的な特長は2つ。

1点目はソール

ソールは全体的にフラットに見えるのだが、一つ一つの粒が整然と並んでいるように見える。しかもその粒は衝撃を受けると潰れるようになっていて、体重がかかった場所はより素足に近い感じで受け止めることになる。

2点目はカカト

かかと部分が柔らかくなっていてぐにゃっと曲げることができる。普通のランニングシューズは踵部分は固くなっていて足を守ることを前提にしていることと対照的。

ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018はカカトを守るつもりはなく、ミッドフットからフォアフット気味に着地するのであればヒールを靴で守るのは不要、という考えなのでしょう。

また、靴のヒール部分が柔らかく軽い生地でできているので、結果として足はヒールストライクではなくフォアフット気味に自然となるように仕向けられているとも感じます。

100km走った感想

ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018を履いて100kmほど走った感想です。

最初は走り始めた瞬間に、靴の軽さと着地時の違和感が目立ちました。外観からはソールはそこそこ厚そうなのに実際には着地時点でソールが潰れて素足に近い感触を得られるベアフット(裸足)ランの感覚。「うわ、なにこれ、気持ち悪い」という感じでした。

でも、Vibram Five Fingersほど神経質に段差や小石を気をつける必要なく、普通のランニングシューズと似たような感じで走れます。

ソール部分が保護されていないこともあり、自然と着地はフォアフット気味に。この靴でヒールストライクはむしろ走りにくい。

最初は5kmほどをウォーキングから8分/kmくらいのペースで。

たったこれだけなのに、ハムストリングに刺激が入ったのか少し重い感じになり翌日にも違和感が。トレイルを30km以上走ったときに感じる刺激がこの短距離で。

今まで使っていなかった筋肉に刺激が入ったことを実感しました。

その後、平日はマフェトンペースを崩さないように、ゆっくりジョグを繰り返して7分/kmくらいで5km走るのは問題ない程度に。

次のステップは週末のLSD。

2時間LSDをやると、まだ終盤は足が重い感じになります。まだまだベアフットとしての足の鍛え方が足りない模様。しかし、足にはかなり刺激が入っていることを実感。ここまで刺激を入れて鍛えられたフルマラソンやウルトラマラソンでどこまで力を発揮できるか楽しみ。

そして、変形性膝関節症で水を抜いた左膝ですが、ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018でベアフットの練習をするようになってから痛みが少なくなってきた気がします。この靴のせいかどうかは分かりませんが、治ってきているのは嬉しいことです。

出張ラン旅ランにも最適

ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018はカカト部分の布が柔らかくできています。

そのため、持ち運びのときにカカト部分を潰しても遠征先で袋から出すと復活して普通に走れます。ターサージールなどのランニングシューズだと、かかと部分を保護しながらカバンに入れるので、どうしてもかさばってしまいます。また、フリーランはソールが厚そうに見えるけど軽いので持ち運んでも重さが気になりません。

出張ラン、旅ランのときにはスピード練習をするより、観光がてら名所をゆっくり走ることが多いです。なので、ナイキフリーラン(NIKE FREE RUN)2018は持っていくシューズとして最適だと思っています。

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